ジョギングがストレスを減らす理由
東京大学の研究によると、マウスを1週間、毎日30分走らせたところ、脳内のセロトニン受容体が活性化しました。
この変化は運動をやめても72時間〜1週間持続し、気分の安定に効果があることが示されています。
つまり「走ること」は単なる気分転換にとどまらず、脳の働きそのものを整える習慣になるのです。
でも「走るのはきつい…」人へ
ジョギングが良いとわかってても、
- 体力がない
- すぐ息が切れる
- 長続きしない
という人も多いはず。
そこで注目されているのが、スロージョギングです。
スロージョギングとは?
スロージョギングは、歩く程度の速さでゆっくり走るジョギングのこと。
ポイントは次のとおりです。
- 小さな歩幅で1分ほどゆっくり走る→その後30秒ゆっくり歩く→繰り返す
息が切れず、会話できるくらいの余裕を持って走る。
この方法なら高齢者や体力に自信がない人でも無理なく続けられます。
さらに驚くのは、同じ「ゆっくり」でも、スロージョギングはウォーキングの約2倍のエネルギー消費があるという点です。
スロージョギングは、日本で田中宏暁教授(福岡大学)らの研究グループが広めた運動法です。
まとめ
- 科学的な研究で、ジョギングはストレス軽減や気分安定に効果があると示されている
- ただし走るのが苦手な人にはハードルが高い
- そこで「スロージョギング」なら、無理なく始められ、エネルギー消費も効率的
- 1分走る+30秒歩く、を繰り返すだけでOK
備考
- セロトニン:脳内で気分や睡眠リズムを安定させる神経伝達物質。
- 自律神経:体のリズムを調整する神経システムで、ストレスによって乱れやすい。
参考文献
- 『科学的に証明されたすごい習慣大百科』